こんにちはたぬきです。
みなさんは職場で「就業規則」って読んだことありますか?
就業規則とは
事業所において労働者が就業上守るべき規律や賃金、労働時間その他の労働条件に関して細かく定めた規則のこと。(労働基準法第89条)
常時10人以上の労働者を使用する使用者に作成が義務付けられています。
※この「常時10人以上」は企業ではなく事業場単位で判断し、正社員・短期雇用・臨時社員・他社へ派遣中の方も含まれます。
どんなことが書いてあるのか
必ず載せないといけないこと=「絶対的必要記載事項」 と
会社で定める(制度がある)なら載せないといけないこと=「相対的必要記載事項」とに分かれています。
例えば、以下のようなものは必ず載せてあります。
・始業時刻、就業時間
・残業のある無し
・休憩時間
・休日や休暇
・給与について
・退職について
→詳しくはこちら「厚生労働省 リーフレットシリーズ労基法89条」
https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/roudou/gyousei/dl/140811-4.pdf
就職する時の契約書に書いてあった給与の締日や、支給方法、休日数や退職に関することが、もう少し詳しく書いてあると思ってもらえたらと思います。
就業規則はどこにあるのか
就業規則は周知義務があるので、その職場で働く人なら誰でも手に取れるところに置く必要があります。事務室や休憩場所など、場合によってはクラウドサービスで閲覧できるようにしている職場もあるかもしれません。「見せてください」というのは、勇気がいるかもしれませんが、職場のどこにあるかぜひ探してみてください。
就業規則の持ち出しやコピーは、それ自体が違法行為ではありませんが、社内秘として禁止している場合が大半です。スマホなどで写真を撮ることも、希望するならまず確認を取りましょう。
中身を確認してみよう
全て読めれば一番いいですが、なかなかそうもいなかいし、、という方に、まずはここを確認してみて欲しい!ということをお伝えします。
① 賃金のこと
毎月の締め日と支払日の他に、支払い日がもし祝日だった場合、どうなるのか書いてあります。
※賞与については、相対的必要記載事項にあたりますので、会社により書いていないこともあります。
② 遅刻や早退の取り扱い
会社ごとに、遅刻や早退の範囲、扱いは異なっていますので(遅刻何回以上で欠勤扱いにするなど)、確認しておきましょう。
③休日、休暇のこと
年間休日数に加えて、夏季冬季休暇などの有無をチェック。また結婚や忌引などで使うことのできる特別休暇も、どんな場合にどれくらいとれるのか確認してみましょう。有給の場合と、休暇にはする(欠勤扱いにはせず、皆勤手当の計算には影響しない)けど無給である場合もあります。
まとめ〜就業規則を読んでみよう
今回は、意外と皆さん読んだことのない就業規則についてお話ししました。
休暇など、必要な場合には総務の方が教えてくれるかもしれませんが、人間のすることなので微妙に間違っていることや、受け取り方に差があることもあります。仕事する上で、必要になる時はたくさんありますので、できるだけ自分でも確認をするようにしましょう。


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