こんにちは、たぬきです。
今日は、特定技能の入職者がいた場合の雇用保険の手続きについてお話しします。
使用する書式について
使う書式は、通常のものと変わりません。
書式はネット上で取得が可能です。
↓
「事業主の方の行う手続き」の中の「雇用保険被保険者資格取得届」を選択
↓
「個人情報の取扱い及び利用上の注意を確認し、同意した」にチェックを入れる
↓
様式のみ印刷と、内容を入力して印刷とどちらかを選択します。
だと、手書きで行うことになります。
打つより書く方が楽という方にはこちらがおすすめ。
また、以下に記載していますが、氏名の表記には文字制限があります。
手書きの方が、実際に文字数(□の数)を目で見て追いやすく分かりやすいというメリットはあります。
では、入力した後帳票をダウンロードする形となります。
一度に複数人手続きする際は、別で「連記式」を選ぶことも可能です。
事前に用意するもの
| 1 | 本人の在留資格カードの写し | |
| 2 | 本人のマイナンバーがわかるもの | 入国して住民登録とマイナンバー登録の手続きをする際に、「マイナンバーが記載された住民票」を同時に発行してもらうと便利です。 |
| 3 | 本人の住民登録の際の正式な氏名のフリガナがわかるもの | |
| 4 | 前職での雇用保険資格確認通知書 | 転職者の場合 |
外国人の場合の手続きで気を付けること
気をつけること(通常と違うところ)は、
○氏名の文字数制限
○17番~23番の在留資格カードの内容を転記する部分です。
添付の画像にて、マーカーの引いてある部分です。

記入欄4.被保険者氏名とフリガナ
日本人であれば、左欄に漢字表記、右欄にひらがなでフリガナ表記をします。
特定技能の方で、漢字表記がない場合は、左欄は空欄になります。
右欄については、□が20文字分並んでいます。
これは、フリガナが20文字までしか記入できないことを意味します。
スペースも1文字、濁音半濁音は2文字カウントです。
名前がこれ以上になる場合は、どこかの部分を省略する必要があります。
省略に特にルールは設けられていないようなので、私なら以下の対応のどれかを取ります。
- パターン①:始めから書けることろまで記入する。
- パターン②:本人に省略するところを確認する。
- パターン③:前職がある場合は、前の表記に合わせる
ちなみに、出来上がる資格確認通知書には小文字は全て大文字でしか表記されませんので、始めから大文字でOK。
記入欄17.被保険者氏名(ローマ字)
こちらも□の数を数えてみると、30文字です。
氏名のローマ字表記もスペースも含め30文字以上なら省略する必要があります。
ハローワークの記入方法には「在留カードに記載されているっとおりにご記入ください」とあるため、前述のパターン①を取ると間違いはありません。
ちなみに前述の4.フリガナとは全くイコールにならなくていいそうです。
例をあげるとこうなります。
タレント・社会学者のニシャンタさん。本名は、
「Jayasinghe Arachilage Thusitha Devapriya Nishantha」
=スペース含め50文字
(ジャヤシンハ・アーラッチラーゲー・トシタ・デーワップリヤ・ニシャンタ)
=スペースや濁音半濁音含め38文字
これを書けるところまで書くとなるとこのようになります。(パターン①)

最後の2文節だけ書くとこうなります。(パターン②)

記入欄.18番〜23番の「被保険者が外国人の場合のみ」記入するところ
在留カードをみて、記入していきましょう。

該当箇所に丸をつけています。
そのまま転記で大丈夫です。
いかがでしょうか?こういう手続きって、説明文や記入見本も細かくて、実務的なところはわかりづらいですよね。
少しでも、お役に立てれば幸いです。

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