【手帳を取得したい時】生活の様子を伝えるコツ

医療相談

こんにちは、たぬきです。

精神保健福祉手帳の等級を申請しようとする時、症状だけでなく、生活にどれくらい援助が必要なのかが主治医に伝わることが大切です。

前記事「手帳の等級ごとの違い」も合わせてどうぞ。

精神疾患をもっていても、単身生活をしている人、働いている人は実際におられますが、

「生活できている」=「一人暮らしができる力が備わっている」というわけではなく、中身はかなりギリギリな方もいます。

親族と疎遠であるまたは頼れる人がいない、対人コミュニケーションに難がありヘルパーなどを頼めない、日々を乗り越えることに必死で生活を振り返る活力がない、など理由は様々です。

そういった方が、生活の困り感を主治医にどう伝えるか、ポイントをあげてみたいと思います。

※あくまで関連書籍の情報、実体験をもとにしたものになります。

仕事をする中で、私自身振り返り内容を都度変える部分もありますので、ご了承願います。

低空飛行の状態をイメージする

症状には、波がある方が大半です。昨日は元気で散歩まで行けたのに、今日は一日布団の中、、ということもあるでしょう。

あくまで困り感を伝えるものなので、イメージするのは低空飛行の状態です。

季節や何かエピソードに症状が左右されるなら、そういったことも考えてみましょう。

恥ずかしい気まずい気持ちはとりあえず置く

恥ずかしいと感じること、言いたくないこともたくさんあると思います。

でも、困りごとを伝えるための作業なので、できたらそういう気持ちは一旦置きましょう。

医者や看護師、相談員は様々な話を聞いているので、慣れていますし、守秘義務がありますので、決められた場と所でしか情報は共有されません。

生活の中身を細かく分てみる

手帳の等級判定のための生活の8分類がありましたが、それを細かく分けて考えてみます。

以下に例示しますが、傷病名や症状により質問の具合が違うので、自分に合うように置き換えてください。

①    食事

・1日3食食べているか

・時間帯や栄養バランス・体調不良による食べムラの有無

・買い出し、調理、片付けは自力でできるか

②    身辺の清潔保持(入浴や掃除など)

・規則正しい睡眠がとれているか

・掃除、洗濯の頻度

・入浴の頻度

③    金銭管理

・家計管理や計画的なやりくりができるか

・衝動買いや使途不明金、借金の有無

・単独で買い物ができるか、レジで支払いができるか

④    通院と服薬

・定期的に通院が可能か・単独で来られるか

・服薬回数や時間は守れるか、また自己管理可能か

・衝動的な過量服薬はないか

・症状はうまく言葉で伝えられるか

⑤    対人関係

・人付き合い、集団行動の得手不得手

・自ら連絡をとるような友人家族はいるか

・近所づきあいはあるか

⑥    身辺の安全保持

・不注意からくる危険な体験はあるか(赤信号に気づかず渡るなど)

・119番など必要な際に自ら救急要請できるか

・不調時に周囲へ状況を伝えられるか

⑦    社会的手続き

・交通機関に単独で乗れるか(心理的な圧迫や迷子はないか)

・役所手続きなどが単独でできるか(説明は理解できるか)

・貴重品は適切に保管できるか

⑧    娯楽や文化社会的活動への参加

・テレビなどを見て、惰性的でなく楽しめるか

・趣味や、気がまぎれるものはあるか

・誘われたら新しいことにチャレンジする気力があるか

ここで大切なのは、

・症状によって意欲はあるけどできない のか

・元々習慣的にしないのか

をはっきりさせることです。例えば「食事が1日1食になっている」という場合でも、元々食事を日に3回定時でとっていた方と、習慣的に朝や昼を抜いていた方とは受け取り方が違います。

箇条書きでもいいので書き出してみる

完璧でなくてもかまいません。

重複していても大丈夫です。

単語でもいいです。

通院の際、言葉で伝えるのは難しいのでひとまず書き出すことをお勧めします。

客観的な情報を探す

もし、近くに生活を支えてくれている人がいるなら、一緒に日々の生活を振り返ってもらいましょう。

職場であれば、指摘を受けやすい点や、詰まりやすい所を書き出します。

ご自身で書き出すのが難しい場合は、ご家族が作成して持参するのもいいと思います。

作成したメモはいつ出すか

作成したはいいものの、出すのは気が引ける、なんならそのまま持ち帰ってしまった、という方も時々おられます。

受診のさい、一旦受付で「生活の様子が上手く言葉にできないので、紙に書いてきました」と見せてみてください。

先に預かってくれるか、診察の時にお出しくださいなど、何らか指示をもらえると思います。

1人では難しい時はまず相談しよう

病院には、受付の人とは別で「相談員」がいる場合があります。

初めて受診した場合は、そういった人たちがまず話を聞くという体制をとっている病院もあります。

多くの病院が、初回だけでなく、「いつでも何でもご相談くださいね」というスタンスをとっていると思いますので、1人では難しい場合は「相談員と話がしたい」と申し出てみてください。

何でも1人でしようと思わないことが一番大切です。

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いかがでしょうか。少しでもお役に立てれば幸いです。

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